galicia.jp、スペイン北西部ガリシア地方紹介サイト

列車の旅

Vigo駅のRegional

スペインを列車で移動するのと、高速バスで移動するのには一長一短があります。

高速バスのいいところとして、

ということが言えそうです。これに対し、列車のいいところは、

ことでしょうか。特に海岸沿いを走る列車かの車窓は最高ですね。Santiago ~ Vigo間は良かったなぁ。リアス式の入り江に沿って列車が走りますので、外を見ていて飽きませんでした。

電車の情報を仕入れておこう

RENFE

RENFEのマーク

出発地と目的地が決まっているのであれば、スペイン国鉄「RENFE(レンフェ)」が便利です。こんなことを言うとRENFEに失礼なのですが、こんなに便利に使えるとは思いませんでした。詳細な時刻表や料金、オンラインチケット予約まで行える上、駅ごとの詳細情報も見られます。

その前に、スペインには4種類の列車がありますので、紹介しておきます。それぞれロゴが異なり、列車の車体にもペイントされています。

AVEAVE(アベ)
新幹線です。ガリシアには走っていません。スペイン語でaveが「鳥」という意味なのでこんなロゴなのですね。
Grandes LineasGrandes Líneas(グランデス・リネアス)
長距離の特急列車です。日本の特急列車でも路線ごとに愛称のようなものがついているように、スペインにも路線ごとに名前がついています。ガリシアを走っている路線には、"Talgo", "Diurno"、夜行の"Tren Hotel", "Estrella"があります。
RegionalesRegionalesRegionales(レヒオナレス)
あれ? 2003年は右のマークだったけど、現在は左のマークだそうです。各駅・快速列車です。各駅のRegionalと快速のTRDがあります。
CercaniasCercanías(セルカニーアス)
大都市とその近郊をつなぐ路線です。ガリシアには走っていません。
 

ガリシア地方の路線図については、RENFE提供の地図があります。

FEVE

FEVEのマーク

RENFEとは別に、北部沿岸には、FEVE(フェベ)が走っています。バスク地方のBibaoからガリシア地方のFerrolまで、ビスケー湾に沿った路線があります。Oviedo ~ Ferrol線だけでもはたっぷり6時間かかります。

乗ってみたいなぁ。昔、「鹿島臨海鉄道」という名に惹かれてそれに乗ったけど、全然海が見れなくてガッカリした思い出があります。FEVEはどうかなぁ?

また、5月から10月にかけては、Transcantábrico(トランスカンタブリコ)という豪華列車がSantiago ~ Bilbao ~ Leónを7泊8日で運行されています。2人用スイートが運賃・宿泊・食事・観光・ガイド等々何でも込みで4,000Euroです。老後の楽しみに取っておこう。

おすすめの一冊

地球の歩き方BY TRAIN スペイン&ポルトガル鉄道の旅 地球の歩き方BY TRAIN スペイン&ポルトガル鉄道の旅 (ダイヤモンド・ビッグ社:2004)

ガリシア地方は、Santiago de CompostelaとVigoの紹介があります。スペイン・ポルトガルの電車の利用の仕方全般について詳細な説明が載っていますので、ぶっつけ本番だと不安だ、という方には非常に心強いマニュアルです。

チケットを購入して乗り込む

窓口で買うか、自動券売機で買うかになるでしょう。RENFEのホームページからオンラインで買えますが、実際に買った経験がないので紹介できません(前述の本に詳細が載っていますの)。近郊都市への旅行では自動券売機でも十分ですが、遠出するなら前日にでも窓口でチケットを買っておくと良いでしょう。

立派な乗車券

レシートみたいな乗車券 自動券売機

スペインの駅には改札口がありませんので、切符を買ったらプラットフォームに出てしまって大丈夫です。そもそも自動券売機の場合はプラットフォームに出ないと切符が買えなかったりもします。

座席は結構広い

列車にもよるのでしょうが、座席はなかなか広いです。右の写真は赤いのがスーツケースです。腰掛けた膝と前の座席の間に入れたらスッポリ入っていました。


おまけ

スペインの車窓がDVDで見られます。が、ガリシアはカスリもしません。

世界の車窓から スペイン鉄道の旅 - マドリッド発バルセロナ、夏の地中海紀行 - 世界の車窓から スペイン鉄道の旅 - マドリッド発バルセロナ、夏の地中海紀行 - (DVD:テレビ朝日:2004)